川北英隆のブログ

猫(虎)にビートルズ

バブルの頃はすごかった。そのおこぼれにあずかったことが何度かある。東京ドームができてすぐの頃か。今も活躍中のD氏から電話があり、「今日の夕方、空いてる」と。接待に付き合えとの電話だ。
断ってもいいのだが、空いていたので、素直に「空いてる」と答えたところ、何時に東京ドームに来いとのこと。行くと「今日は有名な歌手が来日したので、その歌を聴く」のだとか。ボックス席だったので、食事も酒も出た。接待した客が誰だったのか忘れたし、食事の内容も、東京ドームの後でどうしたのかも忘れた。食べて飲めることに満足だった。家に早く帰ったと思うので、東京ドームがメインだったのだろう。
家に帰って、「今日は東京ドームで外人の歌を聴いた」、「上手かったで」とカミさんに説明した。チケットの半券を持って帰ったのだろう、それを手渡した。いきなりカミさんが、「ええっ、なんで一緒に連れていってくれへんのや」と非難する。「何でや」と聞き返すと、「ポール・マッカートニーを知らんのか」と言い返された。その後、ビートルズの説明を「こんこん」というか「こん」と聞かされたと思う。
そんなものは知らない。ビートルズは知っているが、誰がそのメンバーかは関心外でしかない。今もそうである。ポール・マッカートニーだけは知ってしまったが。
そのポール・マッカートニーが先日、またまた来日したとか。それでバブルの頃を思い出し、笑ってしまった。調べると、過去、1990年と93年に東京ドームで公演している。そのどちらかである。
今回もまたカミさんに、当時のことを愚痴られたのは言うまでもない。

2013/11/18


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