川北英隆のブログ

大文字山を越えて通学

久しぶりに(昨年来初めて)、山越えで通学した。書いたかどうか忘れたが、学校まで2時間程度かかる。疲れてはいけないと思うこともあり、今日は2時間5分かかった。帰りに越えるより10分多い。
全国的にそうだったようだが、今日の朝は風が強かった。山の、少し開けた林の中で強い風の音を聞くと、上司の父親の葬儀のために部の代表の一人として沼田の外れに行き、三国山地を越す風の音を聞いたことを思い出す。春だった。5月か。その風は、大地の表層に住む者が歌う声のようだった。
山道を歩くと、木々の葉がかなり落ち、その隙間から空と山の中腹が見えた。紅葉がピークに近い。かといって、上越や東北とは違って、山一面が赤いわけでない。
蹴上から大文字山の山頂まで、誰にも会わなかった。火床で初めて人に出会った。平日に山に登ろうというのだから、会うのはオバちゃんか老人である。そういう(そう書く)僕は通学なので、間違えないようにしてもらいたい。
授業の開始前に研究室に着いた。とはいえ、今日は11月祭の後片付けとかで講義はなく、悠々と仕事にとりかかれた。でも、腹が減っていた。

2013/11/25


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