川北英隆のブログ

タブレットの初手柄

NTTコミュニケーションズのSIMカードを買い、月980円という文句なしの価格でスマホのユーザーになった。11月10日頃のこと。機種は7インチのタブレット。それが1ヶ月経過して初めて役立った。
三浦半島は逗子の先、湘南国際村なる所で学会があった。昼前に会場に着き、夜に品川まで戻って京都に帰るという強行スケジュールで参加することになった。翌日、戻らないといけない用事があったから。
夜、用事を終え、懇親会をサボり、逗子まで戻った。電車に乗って「何とか帰れるなあ」と安心し、まさに電車が動き出そうとしたその瞬間に、横須賀線で人身事故との車内ニュースが流れた。電車は隣駅の鎌倉で運転見合わせとなった。復旧まで1時間程度かかるという。行きしなに感じたことが現実のものになったわけだ。
振替輸送を実施するというので、案内に従って逗子まで戻り、徒歩約5分の京急の新逗子駅に向かった。この間、大いに手間取ったものだから、到着した新逗子のホームでタブレットを立ち上げ、「駅探」で何時に品川まで戻れるのかを調べた。同時に、未知の(新逗子には山がほとんどないので乗り降りしたことがなかった)京急で品川までどのように行けばいいのかも調べた。パソコンと同じで(当たり前ながら)、乗り継ぎ駅も、品川の到着時間も正確に表示された。予約していた新幹線に間に合うことがわかった。
以上、タブレットの情報がなければえらく心配だったはずだ。下手をすると予約していた電車に間に合わない。さらに、乗り遅れるリスクを避けるために予約の変更をしようと思っても、不可能に近い(僕のガラ携でも可能だが、えらい手間と通信費がかかる)。それやこれやを無事に乗り越えられたのはタブレットのおかげである。
この1回の出来事だけで、タブレットの月980円は買い得だったと思うとともに、この安いスマホ契約(ただし通常の通話はできないが)から抜けることが不可能になったとも思っている。

2013/12/08


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