川北英隆のブログ

久しぶりに左々舎に行く

バンコクに長旅をしているF氏の噂をしに、K氏とN氏を交え、左々舎で食べた。F氏の旅は2年以上経っただろうか。帰国や再婚(正確には3回目)の噂もあり、左々舎のフグと酒が美味かった。
さらに言うと、F氏から年末だったか年始だったかにメールがあり、左々舎に当日飛び入り参加するかもしれないとのこと。これも密かな楽しみだったが、実際にはそんなイベントはなかった。
その代わり、他のイベントが2つあった。
1つはニカラグアの葉巻である。お土産にとニカラグアのタバコの名産地、エステリで1箱買って帰っていた。細めのものが12本入って20米ドルだった。タバコ好きが飲み友達に多いので、話のネタに1本吸わせるわけだ。今回はKさんに吸ってもらった。僕自身、紙巻きタバコは好きでない(何回か海外土産にもらい、吸ったことはあるが、好きになれない)が、葉巻やパイプタバコの香りはいいと思っている。
ついでに横道に逸れて書くと、ケネディー大統領は葉巻好きだったそうで、最高級との評価の高いキューバ製を愛用していたが、国交断絶、キューバ危機を経てその葉巻がアメリカに入らなくなると、ニカラグア製に変更したそうだ。
もう1つは、Kさんが持ってきた左々舎の記事だった。食道楽の小泉武夫さんのコラム「俺が選んだ五つ星」(月刊ボス、2014年1月1日号)に左々舎が取り上げられ、立川談志と一緒に八丈島産の「くさやを食べによく行った」とある。ちなみに談志の小さい頃の友達が左々舎の近くに住んでいたとか。
左々舎の入口横には、確かに「くさや」と書いた紙が貼ってある。残念ながら今まで左々舎でくさやを食べたことがない。Kさんは「今日、食べてみようか」とも言っていたが、Nさんが「どうもねえ」との感想だったので、くさやの試食は別の機会を待つ(作る)しかなくなった。
ということで、その日は「四条流包丁式の主人」(月刊ボス)がさばいたフグを堪能した。値段はしごくリーズナブルである。

2014/02/08


トップへ戻る