川北英隆のブログ

初夏の大文字山

大文字山を歩いたのは2ヶ月以上前のことだろうか。そもそも山に入ってから1ヶ月が経過した。今日、トレーニングを兼ね、山越えで研究室に入り、忘れ物を取り、すぐに山越えして帰宅した。
ようやく願望の、山の分校の学生に近い生活ができたわけだ。次は講義を挟んで大文字山を往復で越えたいと思っている。それが実現したなら、分校の学生にもっと近くなれる。
それはともかく、今年は大文字山のツツジの季節を完全に逃してしまった。今日歩いているとミツバツツジの花びらがたくさん落ちていたから、先週末くらいが見頃だったのかもしれない。
そんなわけで、山は初夏だった。トンボも飛んでいた。クロバイの白い花が満開だった。頂上付近では、ポポッ、ポポッとツツドリが鳴いていた。ホトトギスよりも早く活動を本格化させるのだろうか。
山から戻り、通り道の酒屋でアンカースティームを買い、その先でたこ焼きを買った。これらが本日の山歩き後の昼飯である。
アンカースティームとは、念のために書いておくと、サンフランシスコのビールである。エールのような風味があり(ラガーらしいが)、大好きなビールである。昔、もう20年経ったか、サンフランシスコに続けさまに出張したときにいつも飲んでいたから、余計に好きなのだと思う。
たこ焼きは、蛸薬師寺町を少し上がったところにあるのが、タコも多くて美味い。関西のたこ焼きは、いずれにしても美味くて(関東のはメリケン粉玉に近いし)、当たり外れが少ないだろう。
ということで、山登りの後で飲むビールは効く。昼寝をしてしまった。「アカン、仕事や」と思って起きたものの、すごい倦怠感のまま、夕方を迎えてしまった。山のせいなのか、ビールなのか、たこ焼きなのか。多分、最後のたこ焼き除きの2つのせいだと思う。ラテン人風な納得をし、満足してしまった。

2014/05/02


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