川北英隆のブログ

京都の夏は涼しいかも

東京に出てきた。日差しが暑い。夏至直前の晴天だから仕方ないのか。そんな一日の挨拶は「暑いですね」である。その一方、東京の今年6月は雨が多いと理解している。一方、京都はほとんど降らない。
気象情報を見るかぎり、京都の6月はほぼ毎日が雨ながら、その量はかぎりなくゼロに近い。その証拠が鴨川である。涸れているとは言わないまでも、流れが非常に細くなってしまった。前月の5月も雨が少なかったものの、降る時には降った。それが今月はさっぱりである。何とか降ってほしいものだと思う。
東京に出て来ると、「京都は暑いのでしょうね」と言われる。東京も同じ程度に暑いとは思っているが、「そんな、人間の住む土地でないような言われ方はないやろ」と思う。とはいえ、すでに京都は6月から暑いので、7月以降が心配である。
ともかく、京都の暑さの多くはイメージだけのものでしかないと思っている。以前にも書いたように、1日のうちで一番気温が下がるのは通常は早朝である。その早朝、東京と京都を比べると、実はまだ京都が低い。日中は京都のほうが暑く、最近の真夏であれば連日、35度を超える。この日中の暑さを含め、過去の経験から、「京都は暑い」との評価になるのだろう。
「でも、まあ」と思うのは、そんな1、2度の差で「暑い」とか「まだましや」との話に花を咲かせるのはローカルな話題でしかない。世界を見渡さないといけない。40度越えが常識の世界がある。1日で1000ミリメートル、すなわち1メートルもの雨が降った地域がある。それと比べての評価が求められる。
結論である。そんな1、2度の気温差が日常の挨拶になるのは、幸せな世界ということである。

2014/06/19


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