川北英隆のブログ

京大MBAの東京同窓会

との会が東京駅前で開催された、協力を依頼された。こういうものに対して僕は自然体なので、とくに何もしていない。しかし、客観的には同窓会は役立つ。協力を要請されたからには万難を排した。
「何が万難や」というと、実は非常勤の講義が当日から始まっていた。それを休講にして(どこかで補講を行うことで)、今回の同窓会に参加した次第である。
結論は面白かった。やはり、卒業(修了)後、学生がいろんなキャリアを経験しているからだろう。しかも大卒よりは学歴がものを言うと思うのは、今日、立ち話した全員がMBAでの学歴を尊重され、就職でき、仕事をしている事実からである。
コマーシャルだが、MBAの学位の値打ちはこの点にある。この表現は、よく考えるとMBAをけなすことになりかねないが、多分それは、MBAがこれまでの日本文化とそぐわないか、MBAの教員の層が薄いからだろう。
最初の学生が卒業して10年近く経った。当初、思わなかったのは、同窓会の重要性である。「そんなん、自分が何とかすれば大丈夫なんと違うんかいな」と思っていた。しかし、ふと気づいたのが、個人の力は知れているとの事実である。これは当然だろう。個人が使える自由な時間は知れている。能力も限界がある。それらを適宜割り振って活用したところで、限界にすぐに達する。だから、同窓生が互いに足りないところを補い、行動するのが重要である。
と思いつつ、立食に出ていたアルコールを適当に飲み、いつものことながら、仕事の進まない一日が更けた。

2014/10/06


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