川北英隆のブログ

バミューダの闇中のハイライト

何回かに分けて書いてきたロンドンとバミューダのシリーズのハイライトは何か。それはバミューダの最高峰である。少し前のブログにちらっと書いたように、バミューダ最高峰って??であるが。
まずは、次を開けてみたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国別の最高地点一覧
その一番下の方に「バミューダ諸島」とあり、最高峰の欄に「Town Hill」との名前がある。標高76メートルともある。
実のところ、E氏がバミューダに移住したと聞いた瞬間に思い浮かんだものは、「そうだ、バミューダ、行こう」「最高峰、登ろう」というものだった。すぐに調べると最高峰は標高76メートル、「丘やん」と分かった。機会があれば簡単に到達できるわけだ。しかもバミューダは損害保険のメッカである。公の訪問の目的、つまり研究目的は完備している。
しばらく後に、今回のロンドン訪問が決まった。そこで、バミューダ調査も組み込むことにした。しかし、日程を組んでみると、ロンドンからの便は(いろいろと調べたわけでないものの)、2日に1回だった。このため、結局は10日間程度が必要な、かつ土日もはさんで、僕としては盛りだくさんの疲れる旅行となってしまった次第である。
そのバミューダの最高峰に到達したのは、バミューダを発つ直前、夜の帳が下りた後だった。E氏の車でメインの道路から「the peak road」の表示に従って丘に入った。暗かったこともあるのだろう、バミューダにしては鬱蒼とした林の中を車で登った。
適当に車を止め、後は歩くしかない。たどり着いたのは民家の点在する林の中。「まあ、この付近が最高点かな」というので、写真を撮って引き返した。湿気が多いため、苔で滑りやすい道だった。
ということで、写真はあるのだが、何を撮ったのかは誰にもわからないのでアップしない。思うに、日本人でバミューダを旅行する人数は限定されているし、最高点を目指すのは稀有だろうから、ひょっとしてバミューダ最高峰を日本人として初登頂ではないかとも思っている。そんな人が住んでいる場所にたどり着いたことを登頂と言うのかどうかはともかく、何年か前に設定した目的を達成したことだけは確かである。

2014/12/06


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