川北英隆のブログ

寒気と暖気の入り混じった一日

昨日から寒気が入り、今朝の東京行きの新幹線が40分遅れた。通常の雪では20分遅れなので、40分は久しぶり。たまたまグリーン車だったので、徐行する車窓から梅や木蓮の花を楽しめた。
米原の手前から、雪が降っていないにもかかわらず、徐行だった。昨日からの雪がかなり積もっている。通常の速度で走ると風圧で、その線路付近に積もった雪が舞い上がるのか、今朝は氷点下だったので積もった雪で線路が凍っているのか、どちらかなのだろう。しかも豊橋で、(車両の下に付着した)雪落としとかで臨時停車した。これは、大雪の時の常態である。
その後は冬と春が混在していた。静岡付近では茶畑に雪がうっすら積もっていた。南斜面や川の土手に菜の花が香っているのに日陰に白い雪とはと、「冬の最後の反撃」を感じさせる。
富士山は風が強そうだった。剣ヶ峰付近は、西風によって付近に積もった雪が吹き上げられているのだろう、上空に30度くらいの角度で白い線が描かれていた。登り損ねているイランはダマバンド山の吹雪の日を思い出させる。
今日の朝は東京のミャンマー大使館に寄った。大崎駅から歩いた。大使館は品川付近の高台にある。後日、結果報告をすることになるだろうが、2回目のミャンマー訪問を予定しているので、ビザを申請した次第である。付近は高級住宅街であり、風は冷たいながらも、懐の温かい家々の、しかも早春の花の混じった景色が目に入り、なかなかの散歩コースだった。
と、気分よく歩いていると、目の前を、上から何やら白いものが急に降ってきた。「れっ」と思い、歩く速度をとっさに緩め、落ちてきたものを確かめたが、とくに問題なさそうだった。しかし、数歩歩いて気づくのは、靴の先が白くなっていることである。やはり鳥の糞だった。よく見ると、ズボンにも端くれの白いのが付いている。
両方ともすぐに取れたが、母親が言ったように「ぼやっとしてたらアカン」である。最近の駅では、スマホ中毒の奴とか、ガラガラ何の意味があるのか大きな荷物を引く奴とか、前方も足元も注意しないといけない。それで、さらに上方までもかと思うと気が遠くなる。まあ、前方と足元はぶつかるか蹴飛ばす勢いで歩けば済んでしまうが、上方だけは堪忍やってとこである。
という、アホなというか、でも春らしい一日だった。

2015/03/11


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