川北英隆のブログ

明日の卒業式に向けて一言だけ

明日は大学の卒業式である。卒業式に通常の教員は呼ばれない。僕は3回呼ばれ、2回出席したと思う。学生から、研究室を訪ねていいかとの問い合わせがあるものの、年によって異なる。
今年は研究室には行かない予定である。当初のスケジュールではミャンマーを旅行しているはずだったし、それが中止になった理由が理由であるから、のんびりと研究室でとはいかないだろうし。
そこで、卒業生に最近思っている一言だけを贈っておきたい。これまで何回か書いてきたので、多くを語っても仕方ない。
それは、昨年の京都企業の会長・社長の講義を拝聴していて再確認したことでもある。「社会人として他人にはできないことを、1つだけでもいいから、行うこと」である。10年、20年経って、他者はもちろん自分自身に対しても自慢できることを行うとの意味である。
会社の中で出世するなんて、大したことではないと思うし、運不運が付き物である。そんなことはどうでもいい。
この意味は、多分10年や20年では十分理解できないだろう。しかし、30年経つと何となくわかると思う。いずれにせよ、社会人として悔いなく活躍してほしいものだ。

2015/03/22


トップへ戻る