川北英隆のブログ

うまい話には必ず裏がある

という、当然のことをもう一度確認しないといけないくらい、日本人はお人好しというか、上にもう2文字付くと思ってしまう。今日も、みずほ銀行員による巨額詐欺事件が報じられていた。
そもそも、うまい話があれば、もしも僕がそのうまい話を見つけ出した本人であれば、借金をしてでも自分で投資しようと思うに違いない。
ついでに書くと、この1.5行を読んで「当たり前だ(のクラッカー)」と頷く前に、まず知らず知らずに騙されていないかどうか注意してみたいものだ。というのも、「この株を買えば大儲け」という宣伝が何時の世にもある。特別会員を特別料金で募るような話もある(今は金融商品取引法違反だと思うが)。その時に思わないといけないのは、「そんな会員を募って何ぼの儲けなのか、大儲けできるのやったら自分で借金してでも投資した方が手っ取り早いやん」とのことである。
もっと軽い話では、その手の出版物が相場の上昇期に大量に出回ることである。そんな「大儲け」本を書いている暇があれば、「自分で投資しろや」と言いたくなる。
今日のみずほ銀行の報道にしても、銀行や証券会社が大儲けを保証するはずがない。利益を保証すれば法律違反になる。そんな特別の商品を提供することもないし、そんなうまい話なら、銀行が自分の資金で投資するだろう。そんな話が何かの拍子に転がり込んだら、「アンタの上司と一度相談したい」と言うか、もらった名刺の部署に後でこっそり電話するのがいい。
日本人というのは他人を非常に羨む人種かもしれない。表現を変えれば、他人の幸福を妬み、他人の不幸を喜ぶ。他人が幸福なのは、秘密の裏道を使っているのではと疑い、自分もそんな特別な身分になりたいと思ってしまう。もちろん、グレーやブラックな取引が皆無だとは言わない。しかし、そんなものが一般人を対象に表面化することは、まずありえない。転がり込んできたとすれば、それは犯罪に巻き込まれようとしているのと同じだ。

2015/03/24


トップへ戻る