川北英隆のブログ

京都の近又で久しぶりに食べる

毎回書くように、わが家は近又のファンである。家が近いので、最近のお節は近又で買っている。夜に食べにも行くが、大学教員で貧乏なため(?)、最近行ったのは2年前だった。今日、久しぶりに予約して入った。
景気が上向いたのか、2年前に食べた時と比べて混んでいるように感じた。それぞれが個室なので(昼は椅子席がある)、誰がどこで何を食べているのかはわからないながらも、今日は廊下を挟んで賑やかな声が聞こえた。しかも料理の運ばれるタイミングが少し遅かったようにも感じた。
それはともかく、料理は相変わらず美味かった。食べながらコメントして笑われたが、先日入った高台寺のなんちゃらと比べ、月とすっぽんだった。単価はそう大きく変わらないはずだが。
最初に、蓮の大きな葉の上に、豆腐にウニのかかったものが出てきた。いきなり清涼感があり、季節にマッチしていた。汁物には鱧が入っていて、出汁が良かった。刺し身は少し炙った鱧、生のグジ、そして厚い湯葉と、最高に美味かった。天ぷら、冷たいものと出て(他にも出たが忘れた)、最後に稚鮎の焼物だった(リクエストしておいたのだが)。至福である。
最近東京の真ん中で食べた和食と比べても、比べものにならない。もう少しお金持ちなら、もっと頻繁に食べに通うのだがと、残念な次第である。

2015/07/13


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