川北英隆のブログ

カードローン満了とは失礼な

某MS信託銀行から葉書が来ていた。数年前、普通預金の金利が良かったので使っていたが、最近は数万円残ったままだ。「何の知らせや」と開けたところ、「カードローン取引期間満了」とあった。
カードローンなんて使ったことがないので、最初は意味がわからなかった。そもそもカードローンを使うなんて愚の骨頂と思っている。クレジットカードのリボルビングもアホである。そんなのを使っているのなら、金融資産の形成とは縁がないだろう。銀行やカード会社の思う壺である。
それはともかく、少し読むと何のことか判明した。要するに65歳になったので、銀行から絶縁状を突きつけられたというわけだ。「歳が歳、もうゼニを稼げんやろし、銀行としてもゼニを貸せん」との意図である。
前に書いた記憶があるが、このMS信託銀行に口座を開いたのは1988年である。バブルの絶頂期だったこともあり、1000万円というとてつもないローンがカード一枚で可能という契約だった(そう説明を受けたように記憶しているが、通帳の契約抜粋を読むと、そうでもないようだ)。カードローンは愚の骨頂と思いつつも、万が一のこともあるので、30年近くそのままにしてあった。
その口座に絶縁状が突きつけられ、ただの普通預金口座に成り果てた。「年齢だけで差別するなんて失礼なやっちゃ」と思うし、ローンが不可能になると、口座を開いている意味もなくなる。秋になり、動きやすくなったら解約しに行こうと決意した。決意って少しオーバーかな。
ちなみに、カードローンが可能な口座は他にも持っているが、現時点で案内が来たのは初めてである。また、通帳には年令による契約打ち切り条項は書いてない。

2015/08/07


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