川北英隆のブログ

ミャンマー国境側の街の印象

歩いてミャンマー国境に入って、その印象はどうだったのかと問われれば、何の変哲もない街が伸びていたというところか。多少の緊張感を持っていたので、拍子抜けだった。
写真はミャンマーのイミグレーションである。門の奥にミャワディーの街が続いている。
違ったことといえば、バン型のクルマが多数駐車していることである。それらは「乗り合いタクシー」である。バスがあるのではと思い、探したが、それらしい姿を見つけられなかった。タクシーの客引きが「どこに行く」としきりに聞いてくる。彼らはお互いに情報を交換し、同一方向の客を集めているらしい。
バスを見つけられなかったので、タクシーを利用することにする。行き先をモーラミャイン(国境のミャワディーからほぼ真西、直線距離で100km程度、タルウィン河口の都市)と告げると、早速値段交渉が始まる。
結局、1人10000チャット(約1000円)で決まった。乗り合い客は全部で5人、助手席1人、後部座席に3人、後部の荷物入れに1人、さらに荷物を屋根上にも載せる。これだけの客を集めて出発である。
この国境の町で問題が生じた。それは両替である。乗り合いタクシーは現地通貨払いである。外貨の受け取り(その後の自国通貨への両替)の制限が厳しくなったらしい。銀行でしかドルから現地通貨への両替ができないとのことだが、あいにくその日は日曜日だった。何か別の方法はと探ったところ、さすが国境の街である。タイ・バーツからの両替は道端で可能だった。
相棒のF氏が当面をしのげるバーツを持参していたので、それを両替した。さもなければ翌日、銀行が開くまでミャワディーで足止めを食らうところだった。
ミャンマー国境.JPG

2016/01/05


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