川北英隆のブログ

経済論叢向けに業績をまとめる

新年早々の重い仕事は業績のまとめである。何のことかといえば、経済学部が発刊する歴史ある雑誌(1915年第1巻刊行)から退職記念号を出してもらえるので、そこに略歴と執筆一覧をまとめる。その原稿書きである。
これが非常に大変だった。
まず略歴だが、こちらはまあまあ簡単だった。とはいえ、ゲラが来てから、「あれが抜けていた」という事項が1つある。「仕事はきちっとしないとアカン」というのがモットーの僕としては(嘘かな)、その抜けていた事項(経歴)の年月を調べないといけない事態に、今、陥っている。手掛かりは1つだけありそうなのだが、それで首尾よく判明しないのなら、直接会社に電話で問い合わせるしかないかなと思う。
これに比べ、完璧なものを諦めたのが(やりようがあることは判明しているものの、すごい労力とコストがかかりそうなのが)、執筆の記録である。本は膨大な数ではないので完璧になったと思うが(断定する自信はないが)、雑誌への掲載は9割程度網羅するだけでも大変だった。書評はとりあえず諦めた。何故かと言うと、現物(掲載された雑誌)そのもので散逸してしまったものがあるから。
雑誌用の原稿がパソコンにファイルとして残っているものについては現物を見つけるために、研究室を明け渡すための掃除を兼ねて、やさがしした。これが文字通り重い仕事だったわけだが、それでも見つからない雑誌があった。さらに言えばファイルは残っているのだが、ワープロ専用機のファイルなので、Wordなどに変換しないと詳細が判明しないものもあった(ファイルの名前も年月、雑誌名を入れていなかった等、振り返ると適切でなかった)。
こんな愚痴を友達に話したところ、「山の業績でも掲載してもらったら」との提案を受けた。確かに、それなら、瞬間に提出できる。山の業績だけは何時でも見られるように、きちんとファイルでまとめてあるから。
以上、東山の端に昇り始める太陽を見ながら、とりあえずの仕事を終えた感慨に浸りつつ書いてみた次第である。

2016/01/24


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