川北英隆のブログ

パカヤ火山の住民達と観光収入

パカヤ火山は国立公園である。最初に訪問した山だったので気づかなかったが(後で気づいたのが)、国立公園だから管理が行き届いていることだ。海外からの旅行者は50ケツァール(750円)の入園料がいる。グアテマラ国民(大人)なら300円である。
しかも、グループで散策するには地元の公認ガイドを付けないといけない。とはいえ、首都から近いので外国人には人気の観光地である。
写真はパカヤ火山の登山口である。バスが止まっている。黄色いのが地元の路線バス、左にある綺麗なバスは我々が乗って来たもの。
この写真を良く見ると(真ん中付近)、人が何人かいて(6人)、馬が4頭いる。この馬は観光客用である。馬に乗ってパカヤ火山のトレイルを散策できる。地元のタクシーである。値段は交渉次第だが、下山口で確認したかぎりでは、往復で200ケツァール(3000円)が標準価格のようだ。ちなみに、ガイド料金も馬と同じである。つまり、馬は高く、値打ちがある。
パカヤ火山はたびたび噴火しているから、その度に麓の村はやられている。耕作地も被害を受ける。このため、他の地域と比べて生活は貧しいようだった。だから、観光は重要な収入源である。登山口にたむろしている馬の数はハイカーの数を大きく上回る。歩き始めると、途中まで馬が(馬子と一緒に)付いて来る。逆に言えば、体調が悪くても、金さえ払えば散策できる。もっとも、「しんどい」と思ってから交渉を始めれば、それこそ足元を見られるだろうが。
付け加えれば、パカヤ火山の地熱を利用した発電施設が登山口の少し上にあった。その施設が村に豊かさをもたらすのかどうかは不明だったが。
パカヤ登山口.JPG

2016/03/31


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