川北英隆のブログ

コンビニに見る経営者の能力差

思い出したのが、昨日の引っ越しで、昭和財政史を発送る時のことである。本のボリュームを考えると、宅配業者に来てもらわないといけない。社会人学生はクロネコを選んだ。飛脚にえらい目に遭ったとか。
電話すると、「(荷物の数が多いので)できれば伝票をあらかじめ書いといてほしい」とか。そこで伝票を近くのコンビニで入手しようとしたものの、7-11はない。どういうわけか大学周辺にはローソンが複数ある。
そのローソン、記憶ではクロネコと提携せず、確か今は亡きペリカン便か郵貯だけを扱っていた。選択の大いなる間違いである。経営体質が似ていたのかもしれない。
「でも、郵政だけでは客にそっぽを向かれるから、今は反省しているはず。とにかく近くのローソンに行ってみたらどや」となった。昼飯を一緒に食べた後、学生だけローソンに向かったが、なかなか戻って来ない。やはりローソンは扱っていないのだと察知した。
戻ってきた学生は、「ローソンは依然としてクロネコを扱っていない」と言う。それも店員は悪びれることなく「郵政だけです」との返事だとか。仕方なく、学生は食後の散歩がてら少し遠い7-11だったか、ファミマだったかに行って伝票を入手してきた。
ローソン、やっぱし碌なものではないと思う。以前に書いたようにレジの端末はアホだし、宅配便の選択を誤っている。前任者を含め、トップ経営者の資質の問題だろう。とすれば、酒類のトップ級企業もどうなることやら。経営者が華やかなマスコミ受けだけを狙い、他方で現場を知っていないに違いない。
株式投資への教訓として、こんな経営者しかいない企業の株式は買いではないと思う。参考のために記しておく。

2016/04/03


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