川北英隆のブログ

鴨川がいつか奈良公園になる

いい季節になった。今日は天気が良かったし、鴨川を歩いて通勤した。そういえば、京大の非常勤の扱いはひどくて、交通費は出ないらしい。時間給に交通費も入っているとのことになる。
それはともかく、この季節の楽しみは八重桜であり、毎日変化していく若葉である。東山も賑やかになってきた。
帰り、夕日を浴びながら歩いていると、二条大橋の下流の方で人だかりがしていた。鴨川の河原に放水用だろう、広いコンクリートの部分があり、そこでいつもガキ共がスケボーなどで遊んでいる。「またそれかな」と思いながら、その人だかりに向かって歩いていると、河原の草むらに変な茶色い塊がある。瞬間、「ええっ、鹿か」と思った。確かに鹿が2頭、草むらで反芻していた。よく見ると、1頭はメス、もう1頭は角がまだコブ状で小さく、去年生まれたオスのようだった。
「何でこんなとこに鹿が」と思った。東山から来るには何本も車道を横切らないといけないから、鹿にとって危険である。ということは、上賀茂の方から川伝いに来たのか。
この2頭の鹿、鹿の棲息密度が高くなったので、新天地を求めているのか。ということは、やがて鴨川に何頭もの鹿が住み着くのかもしれない。イメージとしては、京都市内が奈良公園状態になる。そこで、鹿用のセンベイを売る店ができたりして。鴨川だから、鴨鹿センベイか。鹿が「そんなズングリムックリの動物と一緒にするな」と怒るかもしれないが。
追記:写真が次にあった。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000072555.html

2016/04/14


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