川北英隆のブログ

グアテマラの谷間に極楽浄土が

グアテマラの最後を飾るのは「極楽、極楽」である。写真がそうである。サンタマリア火山から下りてから、車で山道を1時間くらい走り、温泉に入った。日本と違い水着が必須なものの、山で疲れた体には最高である。
湯は、写真の一番奥、谷のように見える場所の下部の岩から滴り落ちている。湯量は多くないが、50度以上ありそうで、熱い。溜まった湯は適温に近かった。とはいえ、雨季になると谷の上部から雨水が滝のように落ちて来て、多分温泉はぬるくなってしまうだろう。その時はどうするのか。プール代わりになるのか。
実は、この写真の温泉は鄙びている。近くにほとんど同じような、しかし少し大きめの温泉がもう一か所あり、そちらは賑わっている。
温泉に入りながら考えた。溜まった湯がどこから流れ落ちるのか。見渡したが、これが見当たらない。雨季になると、低いところからぬるい湯があふれ出るのだろうが、今回の旅行の季節は乾季だった。とすれば、何人も入って濃くなった温泉に浸かっていたのかもしれない。
グアテマラの温泉.JPG

2016/04/21


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