川北英隆のブログ

トリカブトが鍋料理になるって

雲南白薬のことを書いたついでに「草烏」を調べたところ、草烏とは最強のトリカブトだとか。中国で野生しているトリカブトで、その主根だそうである。川烏というのもあって、四川省での栽培種である。トリカブトは主に根に毒(アルカロイド系)が含まれている。
烏頭(うず)とはトリカブトの主根、附子(ぶし)は側根のことを言うらしい。ついでに書くと、附子はブスの語源とも言われている。
と書くとトリカブトは悪の権化のようだが、雲南白薬のように漢方薬にも用いられている。有名なところでは八味地黄丸だろうか。
それで本題だが、この草烏が四川や雲南では薬膳料理よろしく火鍋に入ることもあり、韓国でも食べる習慣があるとか書いてある。
http://ameblo.jp/senyoltd0317/entry-11725455282.html
あんまり変なものを食べないほうがいい(それは誰のこっちゃ)。
ついでに、雲南白薬を少し舐めてみた。かすかにだが舌を刺す(山椒のように痺れる)感覚があった。この痺れ感がトリカブトの特徴だとか。雲南白薬の場合、トリカブト由来の痺れかどうかは不明だが。

2016/05/29


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