川北英隆のブログ

秋が来た京都の鴨川縁

昨日書いた二条大橋の大事件を除ければ、鴨川縁は平和である。今年はススキが美しい。というのも、毎年河原に草刈りが入るのと、大雨で草が流されるので、年によって風景が大きく変化するから。
今年、ススキが生えた河原は大雨で流されることがあまりなかった。だから花がちゃんと咲き、ちゃんと咲き終わったのだろう、穂が銀色に輝いている。とくに夕日に輝くススキは絵になる。とはいえ、カメラを持参したことがないので、写真をアップできない。アップしたところで、「何やこりゃ」「下手やなあ」かもしれないが。
金と銀、夕日を揺らす、鴨のススキ
エノコログサ(ネコジャラシ)も今年は美しい。河原にはほとんどなく、道路際だが。美しいのは、大きな房にまで成長したからだろうか。南アフリカだったと記憶しているが、別種のえらく大きなネコジャラシが、道路際の土産物屋の周囲を彩っていたのを思い出す。
最近思うのは、鴨川のカモ(アイガモ?)が常時歩道に上がって草の穂を食べる大胆さである。京都に移り住んだ当時、大雨で濁流が流れる時くらいしかカモが歩道に上がることはなかった。歩道の草の実りが、カモに豊富な栄養を与えると思える。それに味をしめたカモが増えてきたのだろう。
そんな鴨川を歩いていると、カワセミが川面を行ったり来たり飛んでいた。飛ぶ姿を間近で見たのは初めてである。どこに止まろうかと迷っている雰囲気だった。葦の茎の上部に止まったものの、不安定そうにしていた。いずれにせよ、鴨川を縄張りにしているカワセミがいるのに間違いない。次回から、カメラを持参しようと反省した。

2016/10/19


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