川北英隆のブログ

三面川の塩鮭は美味だった

以前から食べたかった食材に三面川の鮭がある。誰も贈呈してくれないから(あたり前だが)、自分で注文した。これがネットの時代の素晴らしさである。送られてきた今日、さっそく焼いて食べた。
感想は「やはり美味」の一言である。
カミさんに言わせると、今時の鮭の切り身、バカにならないくらい高いらしい(奈良の、とくに吉野には鮭しかないとバカにされていたものだが)。近所の店屋の値段と比べれば、送料がかかるものの、高くないとのこと。こっちは値段なんて関係ない、ただ単に食べたいだけで注文したのだが。
しかもカミさんが好きなのは紅鮭なものの、三面川の鮭は紅鮭ではなく、白鮭である。しかし、「美味い」との感想が聞けた。これも満足である。
「三面川ってどこや」というと、新潟県村上市である。少し北に行くと山形県になる。
何故、三面川が鮭で有名なのかは知らない。美味いから美味い、そう言っておこう。伝統があるとのことながら、美味いから伝統が築けた。そうだから、伝統だけでは何の答えにもなっていない。
少なくとも手間暇をかけて塩を引き、洗い、寒風の下に干しているらしい。このスローフードぶりが秘訣なのか。
実は当初、鮭を1本丸ごと買わないといけないのかなと思った。その1本もの、いわゆる新巻鮭だが、最初に見たページはすべて完売だった。年末年始の贈答用らしい。
普通の家庭で1本丸ごと食べるなんて少し無理である。今日、切り身を食べて、そう実感した。とりあえず非常に満足な一日だった。
注:三面川は「みおもてがわ」と読む。

2017/02/15


トップへ戻る