川北英隆のブログ

京都に拠点を移しませんか

今回も、ある意味でコマーシャルだろう。アセットマネジメント会社にとって、京都に拠点を置くことがメリットになりつつある。それが本当だとすれば、移せばご利益がある。
3/17、知り合いのGCIアセット・マネジメントが「京都ラボ」を開所した。身内だけの開所式に呼ばれたので出席した。詳細は略するものの、京都にふさわしい立派な施設である。この施設を使い、自由な発想に基づく意見交換を行い、業務の発展を図りたいと、設立者は言う。
京都が知の拠点であることに疑いの余地もない。しかし、そんな京都にアセットマネジメント会社が拠点の一部とはいえ、移して大丈夫なのか。結論は、知的なアセットマネジメント会社にとって、今や東京から離れることが望ましくなっている。
理由の1つは、東京にノイズが多すぎることだろう。聞きたくもない、聞くと逆に迷惑な情報が多すぎる。短期的な情報、同業他社がどうしたという情報、その類である。少なくとも、冷静になって客観的な結論を引き出すには、そんなしょうもない情報の渦中から、できるだけ離れることが望ましい。
第2の理由は、多くの情報がネットで入手可能なことである。知ろうと思えば、タイムリーに情報が取れる。あえて東京に拠点を構える必然性に乏しい。
第3の理由は、必要であれば京都から東京まで近い。東京都内の変な電車(酷電)に乗って、人ごみにまみれ、事故に遭って大幅に遅れてしまうよりも、新幹線の方が余程快適だし、精神衛生上もいい。
第4に、グローバルに見ると、東京もある意味で田舎である。世界のど真ん中だとは到底言えない。
これに加えて、京都には十分な知があり、考えるにふさわしい静かな環境がある。それに、海外からの顧客や知識人が喜んで来てくれる。
ということで、GCIだけでなく、先進的なアセットマネジメント会社が京都での拠点を考え始めている。「御社も、京都に拠点を移しませんか」という誘いになる。


2017/03/23


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