川北英隆のブログ

五月晴れの京都の夜明け

夏至まで後1ヶ月足らずとなった。夜明けが早い。関西でも(時計と睨めっこしているわけでないので、多分)4時を過ぎるとざわざわしてきて、4時半頃から白み始める。そんな日は早起きしてしまう。
検索すると(この時代、暦に頼らなくても、検索で一瞬に)、日の出が4時46分とわかる。
京都市内は東山が衝立のため、僕の自宅からだと5時を過ぎないと太陽が昇らないが。その今日の太陽はほぼ大文字山の頂上付近(さらに少し北寄りだったかもしれない)から昇ってきた。
ちなみに、今日の日の入りは19時3分である。夏至には、4時43分に日が昇り、19時15分に沈むとのこと。今日の日の出の時間はほぼ夏至並みである。
京都は三方が山で囲まれている。空に雲がなく、また雨上がりで空気が澄んでいたのだろう、太陽が大文字から上がる前、その三方の山の端がはっきり見えていた。
そんな空を見ると高校の教科書だったかに登場した枕草子の「あけぼの」を思い出す。残念ながら、今の季節は春ではなく初夏である。
これで、鳥の声が遠く近く響けばさらにさわやかなのだろうが、ここは都会である。カラスがあれこれ喋り、がなるだけに近い。そんな中、ゆらゆらと2羽のアオサギが鴨川を目指して飛んでいった。京都での生活を謳歌している鳥達の朝ご飯の時間だ。と、お寺の鐘の音が聞こえ始めた。

2017/05/27


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