川北英隆のブログ

釈迦岳から蓬莱山-2

釈迦岳から南への縦走、この山域のメインのコースである。しかし、大袈裟に言うとバイパスやら分岐やらが多く、道標がいい加減だ。加えて崩れている箇所がある。気安く入ると、迷ったり、事故に遭ったりするかもしらない。
湖西線側から稜線に登る道をすべて歩いたわけでないので、状況は不明である。一方、稜線は最近になって一応ほぼすべてを歩いた。その感覚からすると、比良の東側(権現、蓬莱、釈迦、リトル比良)はよく踏まれている。だから、道が不明瞭になれば、脇道に入ったと判断し、引き返すべきである。一方、西側(武奈から蛇谷の稜線)は、踏まれてはいるものの、東側ほどは明瞭でない。
釈迦岳から南に縦走する場合に注意すべき箇所は、まずは釈迦ヶ岳からの縦走路入口である。標識がなかった。地図で確認して縦走路に入った。
次に北比良峠付近である。スキー場の跡とのことで、道が少し入り乱れている。また、縦走路と谷からの道(ダケ道)との分岐が紛らわしく、しっかりとした道標がなかったと思う。
もう一箇所は烏谷山(からとやま)である。縦走路は頂上を踏まない。頂上のほんの少し下で縦走路から離れ、頂上を往復することになる。
最後に打見山である。一大リゾート地となっているため、登山者無視に近い。とはいえ、稜線に木がないから、晴れていれば適当に歩ける。霧が出ていると、勘を働かせる必要があるだろう。GPS頼りかもしれない。
全体的に大きな高度差がなく、林も美しく、楽しい尾根歩きだと思う。最後の蓬莱山近辺を除いて。
写真は烏谷山(1077m)からの釈迦岳(中央右奥、1060m)である。それに重なるように堂満岳(1057m)が少し濃く写っている。これらを縦走してきたことになる。
烏谷山からの釈迦岳.JPG

2017/06/17


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