川北英隆のブログ

「価値向上のための対話」出版

日本経済新聞出版社から「企業・投資家・証券アナリスト 価値向上のための対話」が出た。日本証券アナリスト協会編、川北英隆監修・著、13人の筆者に登場してもらった。
アマゾンで予約販売が始まっている。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4532357357/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4532357357&linkCode=as2&tag=kawakitahidet-22&linkId=708bcc5b8f849d6e77ee86bdd9619387
株式市場でのルールが日本で大きく変化していることと、AI(人工知能)の急速な発達に対して、証券アナリストがどのように対応すればいいのか。本当の意味でのプロ投資家、トップレベルにある証券アナリスト、先進的な企業の投資家担当役員、日本IR協議会(Japan Investor Relations Association)の責任者に語ってもらっている。全14章、各章約20ページ程度である。
スチュワードシップ・コード、コーポレートガバナンス・コード、フェアディスクロージャー・ルール、フィデューシャリー・デューティーが相次いで導入されている。これらの新しいルールを投資家サイドから眺めたとき、何を意味しているのか。このことを複数の角度から評価したと考えてもらえればいい。
本書の出発点は昨年10月から今年3月にかけ、証券アナリストジャーナルに連載した「企業と証券アナリストの対話の実例シリーズ」(計6回)にある。これが好評だったので、それを膨らませ、1冊の出版物にしようとの案が日本証券アナリスト協会から出された。新たな執筆者を追加し、証券アナリストジャーナルに書いてもらった執筆者には加筆修正をお願いした。
6月下旬に本格化する株主総会前の上梓を目指していた。何とか間に合ったことになる。僕としては、証券アナリストジャーナルの編集者として責任の一端を果たせたと思っている。
本書の結論は、川北が担当した最終章の次の一文にあると思っている。
今後のアナリスト像とは何なのか。・・・アナリスト活動を取り巻くルールや市場環境が今後とも少しずつ変わるかもしれない。しかし、基本的に求められる動作に変化の生じる余地はない。
価値向上のための対話.jpg

2017/06/03


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