川北英隆のブログ

恒例の雨中大文字山

何回か書いたと思うが、実は雨の山も好きである(もちろん、すかっと晴れた山の方が好きだが)。行き慣れた山なら、たまには雨もいいなと思う。最近はほぼ毎年だろうか、そのくらいの頻度で、夏の雨の大文字山をわざと歩いている。厄落としでもある。
今日、マメ台風が来る、それも大雨をもたらしそうだというので、昨日に研究室で予定を入れ(会いたいという予定を今日に誘導し)、大文字山を歩くことにした。
ついでに早朝に大文字山を越えて研究室に入っておいた。蒸し暑い朝だった。太陽が出ていないものの、登りで汗をかいてしまった。ホトトギスが一声鳴いた。頂上付近はさすがに少し気温が低く、風が気持ち良かった。
面談を終え、少し用事を済ませて帰った。予定通り雨が降り始めた。最初は大した雨でなかったのだが、山頂付近から大雨になった。
大文字山のように良く踏まれた低山は、雨によって道が沢になってしまう。それは覚悟していたのだが、今回は過去最高の瞬間的な雨だったかもしれない。沢になった流れをどうしても避けられず、何回かその中に靴を入れざるをえなかった。
過去に出会った最高の雨は九州の涌蓋山(わいたさん)だろう。山頂近くの登山道が膝ぐらいまでの沢になってしまった。流されはしないものの、結構な抵抗がある。下りは仕方なしに牧場を下ったのだが、有刺鉄線でレインコートのズボンを破ってしまって大損害だった。
下山したバス停の近くに公衆の温泉があり、そこで濡れた衣服を乾かしたものの、乾くわけもなく、そのままJRで湯布院に向かった。20年以上前のことだから、当時の湯布院の温泉旅館は快く(内心はよしてくれと思いつつ?)受け入れてくれたのだが。
今日はその涌蓋山に比べればましだったものの、多分それに次ぐ俄の沢が出現したと思う。
蹴上に下山すると雨がほぼ止んでいた。僕の願いを叶えてくれたのか。歩いているときだけの大雨だった。誰も出会わなかったから、雨を独占したわけだ。
そういえば、雨を喜んでいたのにカエルもいたから、独占ではなかったか。たくさん跳び跳ねていた。いい季節やなあ、嬉しいなあと、声をかけておいた。


2017/07/04


トップへ戻る