川北英隆のブログ

北海道新幹線に乗る

長万部では早起きし、まず青森のホテルの予約に挑戦した。ネットに繋がったので、青森センターホテルを予約した。温泉付きである。青森大学の知人に後で聞くと、お勧めらしい。始発列車で新幹線の駅(新函館北斗)に向かった。前日に新幹線を予約してあった。
新函館は市の中心から相当離れている。函館観光にはどうすればいいのかと、行く予定もないのに心配になる。調べたところ、列車が30分に1本くらいある。多いというか、少ないというか、微妙かな。
北海道新幹線は(東北新幹線もそれに近いのだが)、トンネルが多くて景色が少なく、面白味に欠ける。収穫は、青函トンネル内が在来線(貨物線)と共通のため、レールが3本敷かれているのを確認したことか。在来線とは、北海道側は木古内駅で、青森側は奥津軽今別駅で分かれる。
トンネル内で新幹線は明らかに速度を落とす。当日は体験できなかったが、トンネルを通過する在来線(貨物列車)とすれ違う。トンネルの狭さと、すれ違い時の影響(風圧)を考え、速度を落とすとされる。
北海道側を新幹線で走っていて思うのは、名門だった松前町がどうなるのかである。松前には1991年、大千軒岳に登るため訪れたことがある。スルメイカを売りに歩く声が聞こえていた。
当時はすでに鉄道(松前線)が廃線になっていた。廃線は1988年2月とある。民営化が決まったのが1986年11月であるから、そのすぐ後に松前までの鉄道が消滅した。新幹線が松前を通らなかったのも当然だろうか。
新青森駅で降りる。新青森も市の中心部から外れている。旅行の計画段階では、どうしようか、タクシーで移動かと思っていたところ、知人が車で迎えに来てくれた。
当日の夜、青森市内で食事をした。その日は休んでいる店が多かった。二人で探して3軒目だったか、市内中心部の「津軽じょっぱり漁屋酒場」という店に入った。内部は3階建の古くて立派な建物だった。青森の魚と馬刺とモズクが美味かった。

2017/07/23


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