川北英隆のブログ

真夏の大文字山で疲れる

先日、大文字山にトレーニングがてら、研究室に行った。行きに山を越え、用事を終えて山を越えて帰った。この時期、体調にもよるが、今回はくたびれて帰った。
その日は夕立が降った翌日のため、湿度が高かった。朝早く登り始めたのだが、日が昇るにつれ、夕立の水分が蒸発するのだろう、林が霞んでいた。低温サウナの雰囲気だ。
いつもならヒグラシが鳴いていそうなものだが、その日はほとんど鳴かなかった。セミも疲れているのか。それともほぼ毎日雨が降るため、セミの発育が不順なのか。とはいえ、大文字を越えて旧道に入ると、ヒグラシが木から木へと逃げる。
森に産み付けられた卵からカエルもかえったようだ。ゴマ粒ほどの小さなこげ茶色の個体が道を跳んでいた。蛙の方は順調な年のようだ。
2週間ほど大文字に入っていなかった。その間にリョウブの白い花が咲き始めていた。青葉がいっぱいの真夏、白い花が目立つ。
数人から10人程度の団体も大文字山に登っていた。この暑い季節によく登るなと思う。僕はトレーニングだから仕方ないのだが、それでも下りてから喉がやたらに渇いた。
それを理由に、河原町近くの酒屋でイギリスのエールビールを買った。家で飲むと、これがあまり美味くない。実はサンフランシスコからのアンカー・スチームビールを狙っていたのだが、そのいつもの店が最近は取り扱っていないようだ。
アマゾンで売っているようなので買ってみようかとも思っている。どんどんアマゾンに毒されてしまうようだが。

2017/07/30


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