川北英隆のブログ

武士も食わなかったら腹が減る

10年に1回くらいあるか。昼飯の時間を勘違いすることがある。最近も勘違いした。「昼が過ぎたのに会議が長いな」と感じ、「もう終わりやし、数分早く退席して飯屋に飛び込もう」と思った。外に出て時計を見ると、何と1時間勘違いしていて、まだ12時前だった。
サラリーマンの時代にもあった。部長の時だったと思う。「腹が減ったのに、誰も立ち上がらん、自分だけで行こう」と、行きつけの飯屋というかレストランというかを目指して歩いた。
でも、いつもと雰囲気が異なる。シャッターを下ろしたままの店が多い。時計を見ると、11時になってなかった。仕方ないというか、もう一度引き返して仕事をする気にもなれなかったので、開いている店に適当に入り、早い(えらく早い)昼飯にした。
何故、こんなことになるのか。仕事をして疲れたのだろう。山登りでもそうである。体力を使えば、いつでも食事の気分になる。歩きながら、1時間とか2時間おきに適当に食べ物を口にする。
逆に考えれば、平地では10年に1回くらいしか昼飯の時間を間違えないということは、10年に1回くらいしか必死になって仕事をしていない証拠かもしれない。少し反省したほうがいいのだろうと思ってしまった。

2017/11/15


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