川北英隆のブログ

京都松ヶ崎の東山に登る

松ヶ崎の東山といっても「どこや」というとこだが、要するに五山送り火「法」がある山というか丘である。今日、松ヶ崎の西山、「妙」のある丘(正確にはその少し先の丘)にも登った。妙と法の組み合わせでワンセット、正月に相応しいと思った。
松ヶ崎の東山、注意が1つ。後で書くように、ネットでは「法の字を登り、すぐ」とあるが、最近、入山禁止となったようだ。
実は今回、12月にインストールしたGPSソフトをもう少し本格的に試す目的もあった。勝手知ったる大文字山で試したものの、それではあまり意味がないので。
地下鉄烏丸線の松ヶ崎で下車する。地下から上がると北山通である。京都の中心部と異なり、北は明け方に時雨れたのか、道が濡れていた。京都特有の天候である。
ネットで調べた所、大黒天(妙円寺)が「法」の入口で(法の字なのに妙円寺とは?)、ここから直登すると山がすぐらしい。この大黒天の入口まで、思ったよりも遠かった。
神社(岩上神社)の鳥居を見て、北山通の1本北の通り(旧道?)を歩く。昔の農家なのか、大きな家が続き、前に水路が流れている。
大学のクラブの先輩が松ヶ崎に下宿していたのを思い出した。数学科の助手をしていたはずだが、40前後で亡くなった。一度飲み会に誘ってもらった記憶も蘇るが、どの付近だったのかは完全に忘れてしまっている。
適当に入れば大黒天だと思っていたのだが、北に上がると行き止まりの道が多い。「これこそGPSの出番」とスマホを取り出し、確認する。もう少し西だと判明した。「すばらしい」と思う。山歩きで難しいことの1つが登山口に着くまでである。GPSが役立つ。
大黒天まで駅から1キロ弱ある。旧道を歩かないと見つけにくいかもしれない。
大黒天の鳥居を潜り、石段を上がって大黒天の境内に出る。正月だからか、お参りが結構あった。
境内の右手、石段を上がれば法の字の下になるが、何と「関係者以外入山禁止、無断で入ると警察に通報」とある。事前にネットで調べたところでは「登れる」とあったのだが。
警察に通報されるリスクを避けて堂々と登るには、先に見た岩上神社から狐子(こし)坂もしくはそのすぐ西側に上がるか、岩上神社から山裾に沿って歩き、松ヶ崎小学校の北側から登るのが良さそうである。
地形図に書かれているように、東山から狐子坂までは整備されたハイキングコースになっている。狐子坂付近が公園になっていて少し面倒だが。
ハイキングコースを東山に向かって歩くと、法の字の上部を通過する。そこにも「関係者以外入山禁止・・」の同じ立て札がある。
東山の頂上は法の字の上部からすぐである。アンテナが立っているが、展望は北側を除いてほとんどない。
頂上からほんの少し下り、松ヶ崎城跡の方に歩く。道は細くなるが、ネズの木があり、なかなかいい。アップダウンが少なく、すぐに城跡に着く。雪を少しかぶった比叡山の展望があった。写真はその松ヶ崎城跡からの比叡山である。
松ヶ崎城跡からの比叡山.jpg

2018/01/07


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