川北英隆のブログ

安易に他人を信じないこと

日本は平和、いい国だと思う。その一方で、この平和が他の国にもあると思ってはいけない。これが海外旅行の鉄則である。普通、海外に行く頻度は高くないから、その時に気合いを入れればいいとして、問題は国内である。世の中、善人ばかりでないし、不注意なのもいる。
昨日あった「はれのひ」事件、経営者は本来善人だったのかもしれない。しかし、最後は悪人になった。
子供の頃、世間に夜逃げがよくあった。父親の友人もほぼ夜逃げの形で遠くに引っ越した。「あのええオッちゃんが・・」と思ったものだ。その少し前、遊びに行ったとき、田んぼにわんさかいたザリガニの茹でたんが山盛りで出たのは、貧乏になった証拠だったのかもしれない。
病院も気をつけないといけない。30年程前、盲腸の疑いでレントゲンを撮った後、医者が写真を見ながら「何ともないけど」と説明した。その瞬間、フィルムに書き込まれた名前が僕のと違うことに気づき、指摘したことがあった。
要するに、専門家も一人の人間でしかないから、当然のごとく間違う。その率が低いとしても、逆に低ければかえって致命的な被害を受けかねない。だから、できるかぎり注意して対処しなければならない。
もう1つ、実体験した例で言うと、小学校3年だったか、試験で絶対に正解だと思った問題に×を付けられた。「おかしい」と家で言ったのだろう、父親がそれを確認し、学校に出向いてくれた。結果は○になった。それ以降、人を疑う、性格の悪い人間になったのかもしれないのだが。
この年末、大きな病院に行く機会があった(行ってしまったと言うべきか)。その時も、医師や看護師の行動に細心の注意を払っていた。ミスはなかったのだが、看護師によって、行動パターンがさまざま、やはりこちらに意識があるのなら、できるかぎり注意を払うのが当然だと再確認した。
「あなたは携帯やスマホを見ながら横断歩道を渡りますか」。これに対して「そうしている」のなら、どこかで「はれのひ」的な事件の被害者になる。断言してもいいと思っている。

2018/01/09


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