川北英隆のブログ

証券市場分析の重鎮の定年

先日、早稲田大学に行った。かなり昔から(ブームの前から)ESGに関する研究をやっている首藤恵先生が定年退職するというので、お世話になった一人として昼食会に参加した。
大熊記念館なる16階建?の建物が早稲田大学本部キャンパスの北側にあり、その15階にレストランがある。そこで記念の昼食会を元クイックのMK氏が企画した。首藤さんの研究室もその建物にある。
早稲田のファイナンスMBAが日本橋から高田馬場の本部キャンパスに移り、首藤さんの研究室も移った。1年半、その大熊記念館の研究室を使ったとか。眺めの良い研究室である。定年とはいえ、放棄するのが残念だと思えた。
それはともかく、首藤さんは日本証券経済研究所の何人娘かの一人である。順不同で(こう書いておかないと恐い)名前を挙げると、首藤さんの他、小林和子さん、丸淳子さん、小峰みどりさん、紺谷典子さんがいる。多分、首藤さんが一番若いのではないか。それが早稲田の定年、70歳の誕生日の年度末を迎えた。「うーむ」である。
日本証券経済研究所の元娘さんらには大変お世話になった。一番付き合いが薄かったのは早くに亡くなった小峰さんである。紺谷さんはとうの昔に証券から離れてしまい、一時は有名人になった(今では知る人も少ないかな)。丸さんとは、昔は家が比較的近かったこともあり、丸家での大酒パーティーに何回か参加した。小林さんには何冊か著書をいただき、僕の出版物の書評を書いてもらった。首藤さんとは15年程前、さる研究会で一緒になった。その時のメンバーで最近まで定期的な飲み会を催していた。
年齢だけは平等にやってくる。婆さんになり爺さんになっていく。僕自身、学生の頃には40歳前に結核か何かで死ぬかなと思っていたのに、この調子だと、その倍近くは生きそうである。「桑原、桑原」かもしれない。

2018/03/20


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