川北英隆のブログ

ピトン・デ・ネージュに登る-4

翌朝は3時50分に小屋を出た。昨日の霧が上がり、星が出ていた。日の出は6時20分頃だった。頂上の少し手前で迎えた。下界には雲海が広がっていたが、町の灯りも見えた。
小屋から上は木が少なくなり、火山性の岩の中に付けられた道を歩く。最初は小屋から北西の方向に進むが、最後は頂上の北側に出て、なだらかな稜線を南に向かって歩く。全体として、小屋までよりは傾斜の強い道だが、歩きやすい。
登りつつ見るかぎり、ピトン・デ・ネージュの頂上は穏やかで丸く、何の変哲もない姿をしている。雨で削られていない面を歩いているから。
しかし、道が付けられた部分以外は雨で削り取られ、荒々しい姿になっている。
上の写真は朝日に照らされた山頂である。真ん中より少し左にピークがある。
下の写真は山頂からのもので、切れ落ちている。対岸の山腹にピトン・デ・ネージュの影が映っている。
実は、山頂にたどり付く少し手前でびっくりすることがあった。若い兄ちゃんと姉ちゃんが山頂の標識を持ち、素っ裸?(少し遠かったので正確にはわからない)で記念撮影していた。周りに何人もの登山者がいるのに。びっくりしてしまい、写真を撮り損ねてしまったが。山頂に着いた時には2人はガウンを着ていた。
ピトンデネージュを.JPG

ピトンデネージュと影.JPG

2018/04/24


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