川北英隆のブログ

箕作山を縦走して太郎坊宮へ

船岡山を下りると、正面に箕作山の山塊が三角形に見える(写真)。その三角形の左側にある小さなコブが十三仏(岩戸山)であり、大きなピークが小脇山である。箕作山と赤神山は、この小脇山に隠れている。
県道を渡り、山塊の南端にある溜池の西側、用水路に沿って歩く。池を過ぎてすぐ、水路に橋がかかっている。これが登山口である。獣除けの柵を開閉して山道に入る。最初は竹藪だが、すぐに植林になり、雑木林に変わる。
十三仏に参るために付けられた道である。整備されているのだが、石段が続いて面倒である。道の脇には石仏がずっと並んでいる。
20分程で大きな岩場の陰に建てられた寺院に着く。十三仏を祀ってある。寺院の奥から岩場を上がると小さなピークに着く。岩戸山である。情報伝達のための旗振場の跡があり、岩には旗を振る方向(矢印)が刻まれている。
ここから気持ちのいい稜線歩きになる。小さなアップダウンが続く。桜の季節が終わり、ミツバツツジが咲き始めていた。
10分程で三角点のある小脇山である。山城跡があり、石組が残っている。箕作山一帯は戦国時代の山城跡がいくつも残っているらしい。
この先、落葉樹に常緑樹が混じるようになり、少し暗くなる。15分程で箕作山である。まだ新緑前だったこともあり、伊吹、鈴鹿や琵琶湖の展望があった。
箕作山から次のピークに登り返した後、下りになる。10分弱で赤神山への登り口である。途中、瓦屋寺への道を分けるが、道標が整備されている。
赤神山へは登り口から往復10分程度である。下から見ると厳しそうな岩山だが(4/5の写真)、登山道はまったく厳しくない。しかも頂上からは360度の展望が得られる。岩戸山から箕作山へと稜線が緩やかに続いているのも確認できる。
赤神山への登り口から5分程度下ると太郎坊宮である。観光客が多くなる。夫婦岩(大きな岩の裂け目)の奥に本殿がある。
太郎坊宮からは石段の下りである。740段余あると書いてある。この石段をすべて下りるのに10分ほどかかる。参道の整備具合からすると、昔は大いに栄えたのだろう。
そうそう、太郎坊宮は勝運の神様らしい。是非お参りしないと。
20180405箕作山.JPG

2018/04/07


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