川北英隆のブログ

三亀でまたまた食べる

東京の三亀に行った。10月に入り、何かの予感がしたのだろう。何かとは何か、すぐ後で判明する。記録をたどると6月に食べていた。それから3ヶ月少し、やはり美味かった。
何の予感かと言うと、ひれ酒だった。
15年ほど前、両親が東京に来たので連れていった。焼き魚が出てくる近くになり、ひれ酒を思い出して注文したところ、父親が驚いたらしく、もう1杯飲ませろと督促した。その後も会う度に、ひれ酒が美味かったと言っていた。
今回注文したところ、最初は「まだない」と言われたが、奥で酒番をしていた大将が「作れる」と、出してくれた。それを飲み、確認したところ、どこで飲むヒレ酒よりも美味かった。何が違うのかは明確にはわからないものの、日本酒を100度近くではなく、80度くらいの温度で出しているからかもしれない。だから、普通の店では最初の一口は「熱い」なのだが、三亀では普通に飲める。
おかげで、注ぎ酒を入れて、4杯も飲んでしまった。ちなみに、三亀の注ぎ酒は1回だけである。
他の料理も美味かった。季節なので松茸の土瓶蒸しも出た。最後の料理として穴子の天ぷらの大根おろし添え(むしろ穴子が出汁と大根おろしの中で泳いでいる)料理も、ボリュームがありながら美味かった。その前の焼き魚、鰆の粕漬も良かった。
念のために書いておくと、注文した「おまかせ」コースが13650円なのだが、一休で見ると14000円とある。直接電話で予約して何の問題もない。サイトから予約するのんって、電話料金をケチったおかげで、結局はボラれるというか、余計な仲介手数料を払うだけである。

2018/10/12


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