川北英隆のブログ

一難去ってもう一難の時計

またまた僕の時計、プロトレックの話である。止めてあった粗悪バンドのピンが外れた。以前から留め具のバネ式ピンが外れているので、ゼムクリップを切って代替している。そのゼムクリップ、安いメッキだから、汗で錆びてしまい、腐って外れる。その現象が昨日起きた。
「よう次々に事件が起こるやん」というところだが、現実とはこんなものだろう。ゼムクリップの代わりにステンレスかアルミの線を買ってきて加工すればいいようなものだが、買いに行くには手間がかかる。それに時計のピン穴に入るかどうかも不明である。この点、普通サイズのゼムクリップはぴったりである。最初、この事実を発見したときには大喜びだった。
これまで何回か、多分3回くらいか、作業をした。慣れとは恐ろしいもので、プロ級の腕前になったかな。
ところが今回、ゼムクリップの先がピン穴に残ったままになってしまった。腐り方が悪かったようだ。どうするのか。そこは「プロ」である。
加工の最後段階で、瞬間接着剤を使ってゼムクリップとピン穴を固め、動かないようにしてある。要は、その接着剤を剥がし、ゼムクリップの残骸を取り出さないといけない。
そこで、修理する部分をガスコンロであぶり、接着剤を燃やした。その後、ピン穴に入ったままになっているゼムクリップの片割れを、錐を使って取り出した。
以上、しょうもない報告である。とはいえ、プロトレックの粗悪バンドを使っている場合には役立つ情報だと思うのだが。「そんなやつ、滅多におらんで」かな。

2018/11/09


トップへ戻る