川北英隆のブログ

時計、プロトレットの言い訳

カシオのプロトレットをゼムピンで修理する話を書いたところ、「貧乏くさい」とか「もう少し上等なのを買えや」とかの声があった。友人のお勧めはスマートウォッチだとか。
プロトレットの文句をさんざん書いている僕だが、実はプロトレット派である。何故か。少し説明しておきたい。
ベースにあるのは山や旅行で安心して使えることである。ソーラーだから、電池の消耗を理由に機能停止する心配がない。実は1回だけ、はるか昔だが、山で時計が止まった。1人で歩いていた時だった。当時使っていたのは普通のデジタル時計だった。その停止事件以来、ソーラー式の時計しか使ったことがない。
もう1つは、山で必要な機能が揃っていることである。方位、高度が測定できる。なお、温度も測れるのだが、手に付けていると体温の影響を受けてしまい、あまり役立たない。
朝早く起きないといけない時、目覚ましの機能も役立つ。これもよく使う。
最後にタフなことである。防水である。岩にぶつけても、擦っても、傷まない。実はベルトにたくさん傷が付いているのだが、「そんなの(機能に)関係ない」。
おまけがある。電波時計だから、町中において講演や講義に役立つ。交通機関を利用する時も安心である。海外に行けば、(僕のプロトレットは古いので、日本以外の電波を受信せず)少しずつ狂うのだが、今回の「OPEN」事件が明らかにしたように、1日1秒よりも少ない狂いである。なかなか立派だと思う。
今のスマートウォッチでは上の特徴や機能をすべてクリアできない。たいていのスマートウォッチの電池は2日だとも聞く。ソーラーのものもあるらしいが、その場合は今のところ機能が限定される。
最近、エプソンから、プロトレット以上のいい時計が出ているらしい。でもこちらの値段は1桁違う。プロトレットのボロいバンドがいいバンドに変わり、その代わりに値段が1桁上がるとなると、買わないだろうし。
追記:告白すると、もう1本、プロトレックを持っている。大学の退職祝いとかで(学生を祝って?、それとも僕を祝って?)もらったものである。こちらも山や海外で重宝に使っている。

2018/11/11


トップへ戻る