川北英隆のブログ

初冬の大文字山に朝日が差し

日の出が遅くなってきた。関東と関西の差が感じられる。最近は観ないが、大相撲冬場所の福岡が夕日なのに、関西は日没という体験を子供の頃にした。関東はどうなるのか。そんなある朝、大文字山の山頂付近が赤く染まった。いわゆるモルゲンレーテである。
日本の低い山には緑が多い。だから、朝日が山肌に差しても、あまり赤く染まらない。
それなのに、今年は少し違っているのかもしれない。9月の台風で広葉樹の葉の多くが早くに落ちてしまい、山には木の白味がかった肌が目立っている。だから、いろんな色に染まりやすい。
初冬、京都市内からの日の出は大文字山のかなり南からである。斜めから朝日が大文字山に当たる。これと、今年の山の特異な肌合いとがマッチしたようで、京都に移ってから経験したことのない大文字山の(山際だけの)モルゲンレーテを見ることができた。
写真がそれである。こんな山の朝焼けを見ると、また山に入りたくなる。
20181124大文字山朝焼け.JPG

2018/11/25


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