川北英隆のブログ

浜松ホトニクスを日帰りする

浜松ホトニクスを日帰りで訪問した。新年度に第6回目「企業価値創造と評価」の講義を行う。今年の講義には浜松ホトニクスを含め6社を予定している。著名な企業では、浜松ホトニクスのほか、東京エレクトロン、三菱UFJと、海外関係でスリーエム・ジャパンである。
浜松ホトニクスってどんな企業やと質問するようでは、株式市場で馬鹿にされる。というか、ニュースに関心ないなと思われる。調べてほしい。ノーベル賞に貢献した企業である。
浜松の企業について、いずれまとめて書きたい。先触れとして、独自の企業文化を持ち、それを維持していると書いておく。一見というか一考の価値がある。
とはいえ、浜松はある意味で不便である。地方都市の泣き所か。新幹線ののぞみが停まらない。狙い目はひかりなのだが、昼間は1時間に1本である(朝夕は調べていない)。
そんなひかりに乗ると、異様な空気に圧倒された。外人の比率がえらく高い。
多分、乗っている外人の数ではのぞみと大きな差がないと思うのだが、日本の旅行者が少ないため、外人の比率が半分を超えていそうだ。ひかりやこだまの乗車率が低いので、JR東海が海外旅行者向けに切符を安く卸しているのだろうか。
ひかりだと、京都と浜松の間は1時間少しである。本数さえあれば通勤できる。浜松観光にもいいのではと思ったが、その浜松、見た限り、またイメージする限り、何があるのかと思える。
帰りに少し時間があったので駅北側のデパートを見学した。食料品売場だけだったが。と、当然ながら、ウナギが登場する。それ以外は、餃子である。ネットでちらっと見た記憶からすると、宇都宮と浜松が餃子の双璧らしい。
ウナギは、浜松の店で食べるのはいいのだろうが、土産には今一つ。餃子は、それが美味いかどうか不明だし、そんなものを土産にしたくないというのが昭和の気質である(そんないいもんかいな)。
というので、チクワを2本買って帰った。何のこっちゃというところだが、海の町に行くとチクワが美味い。狙い目は黒味がかったのだが、デパートで探した限りなかった。仕方ないので、白いのにした。
結婚記念日だったこともあり、家で食べたところ(もうちょっとましなもので記念せんのかいな)、ちゃんとした味だった。でも、やっぱり黒いチクワの、魚の味の濃いのがいいなと思う。きっと酒に合うだろうに。そういう野趣のある食べ物が日本から消えつつあるのが残念である。野趣が昭和の匂いなのかもしれない。
以上、浜松ホトニクスから逸れてしまった。創業は1953年、昭和の真ん中より少し前である。還暦を過ぎているが。

2019/02/20


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