川北英隆のブログ

京都は秋である

天気が良くて研究室日和だったので、出勤した。足が完全なら非研究室日和なのだが、仕方ない。時間をかけて治すしかない。鴨川を歩き、研究室で作業をし、足のトレーニングのために吉田山を越えて帰った。
鴨川も大学も秋だった。河原にはススキやアシの花(穂)がたくさん咲き、よく見るとヒガンバナも咲いていた。今日の日中は暑かったので、真っ赤なヒガンバナは暑苦しい雰囲気だったが、季節はすでに彼岸まで1週間少しだし、植物に文句を言っても始まらない。
大学にも秋があった。何かと言えば、ハギに似たヌスビトハギである。満開を迎えていた。建物も庭も手入れの悪い大学だから、数年前から秋の構内はヌスビトハギの天下になっている。
というのもこの草、花が咲いた後、まだ茎に残った花があるのにすぐに種ができ、その種が服によく引っ付き、広がる。そのため、あっという間に目立つようになった。
ついでに書くと、茎が細い割に根が深いから、引き抜くのは大変である。面倒だからと根元近くで切り倒しても、すぐに脇から新たな芽が出てくる。なかなかの根性の草である。もっとも今年の夏、異常に暑かったからか、さすがのヌスビトハギも水気の少ない場所ではたくさん枯れていた。
写真が満開のヌスビトハギである。ピンクの小さな花で可愛らしいのだが、それはぶりっ子の罠だろう。
20190915ヌスビトハギ.jpg

2019/09/15


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