川北英隆のブログ

艋舺青山宮の祭りに遭遇

せっかく台湾に来たのだから少しは観光でもと思い、台北駅の南西にある龍山寺を見に行った。台北で一番有名な寺院だとガイドブックに紹介されていたから。地下鉄の龍山寺駅からすぐである。参拝者が多い。諸仏が集合したような空間だった。
龍山寺に参拝する途中、楽器を吹き鳴らした集団が通過した。どこかのお祭りの雰囲気だった。龍山寺のものではなかった。
時間があったので、寺の界隈を歩き、北にある艋舺(バンカ)青山宮に行くことにした。この付近、仏具屋が多い。台北の京都といった雰囲気である。仏具店は龍山寺の関係である。
夜市もあるらしいが、まだ朝、それも昼に少し間があったため、多くの食べ物屋が閉まっていた。後で調べると、薬膳料理、蛇、スッポン、ウツボ、カエル、海鮮などのワイルドな料理があるらしい。
青山宮に近づくと、またもや楽器を吹き鳴らし、仮装した集団が通過した。青山宮の通りは人がいっぱい、ちょうど寺の建物から神輿が出てくるとこだった。お祭りは青山宮のものだった。ネットの情報によると、祇園祭みたいなものだとか。ホンマかいな。
お祭りのため、青山宮の中には入れなかった。でもお祭りの一端を見ることができてラッキーだった。艋舺青山宮の艋は浮橋のことらしい。艋舺は台湾の原住民の言葉を漢字表記したもので、丸木船のことだとか。料理からもわかるように、この付近一帯は台北の港だったわけだ。
なお、知らなかったのだが、この付近は台北で治安の良くない地域だとか。昼間はともかく、夜は表通り以外を避けるのがいいそうだ。
上の写真は、祭りの主役である。仮装でなくて本物、歌舞伎風の化粧をした人達と、後ろに神輿がある。下の写真は祭りの先触れをする中国的な獅子である。
20191130青山宮.jpg

20191130青山宮の獅子.jpg

2019/11/30


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