川北英隆のブログ

食文化の極端はリスク

昨日、日経の夕刊に「中高年のアルコールの飲み方が変化、飲まない文化が生まれている」との趣旨の記事があった。アルコールが好きな僕としては「そんなアホな」である。
アルコールが体に良いと主張するつもりはない。ひょっとして悪いかもしれないし、中毒性もある。友人とのメールの話題にも、時々「アル中やな」、「でも(だからかな)、アルコールは止められないな」とのやり取りが混じる。
その夕刊には「(アルコールは)少量でも害」ともある。だから「飲まない」、「止めた」との人種が増えているとの解説である。
「でもね」と思う。それだったら「食べて、飲んでダメなものはアルコールだけではなく、もっといろいろあるやろに」と思っている。
コンビニに置かれた弁当などの食べ物なんて、その最たるものだろう。添加物だらけである。その他のファーストフードも同類である。「日本人、死んでも体、しばらく腐らないね」と外人に(アメリカ人以外にかな)言われかねない。
そういえば、アメリカのハンバーガー大手、バーガーキングがカビだらけのハンバーガーの写真を広告に使用し始めたとか。人工保存料を使っていないことをアピールするためらしく、「保存料不使用のバーガーは現在、米国や欧州の一部店舗で販売されている・・米国の店舗では年末までに全ての商品を保存料不使用にする方針」(産経新聞、一部修文)とある。
https://www.sankei.com/life/news/200223/lif2002230044-n1.html
とすれば、「これまでのハンバーガーは、さらに他の店のハンバーガーは腐らないのか」、「すごーい」と感じてしまう。
それだけでない。日本の食文化が魚食から動物の肉食に移行し、脂肪分の摂取も急速に増えている。何にでも「トロ」と名付けたら美味そうに思えるという風潮が、その典型だろう。70歳を間近に控えた僕として耐えられない変な食文化である。それに、外食すると野菜類が極端に少ない。これも耐えられない。
アルコール好きからの提案である。動物食や脂肪分の多い食べ物はできるだけ控えましょう、野菜をもっとたくさん食べましょう、なるべく多くの種類の食材を食べましょう。多くの食材の1つとしてアルコールも許してください。

2020/02/23


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