川北英隆のブログ

やっぱりお粗末な日本の情報

何をお粗末だと思ったのか。実は今日から海外旅行の予定だった。行き先はグアテマラとホンジュラス、経由地はメキシコだった。それが中止になった。理由は簡単、最初に入国する予定だったグアテマラが、海外からの入国制限を開始したためである。
詳しいことは後で書くとして、予定していた海外旅行(ツアー)が急遽キャンセルとなった。払い込んでいた代金がどうなるのかと一瞬思ったが、旅行会社に払い込んでいた代金は全額返ってくるとか。こちらとしても多少の損失が発生するものの、旅行会社に払い込んだ代金からすると些少である。
入国制限が発表された(旅行会社が確認した?)のは今日の朝だとか。では、外務省のサイトに掲示されているのかどうか。グアテマラが発表した詳細を知りたくもあり、外務省のサイトに入った。
しかし、それらしい情報は見当たらなかった。正確には、すぐには見つからず、もう少しそれらしい見出しをクリックしたものの、やはり何も見つからなかった。13日朝の情報は一般のサイトにあったのだが。読者で何か見つけられたら連絡して欲しいものだ。
それはともかく、日本の外務省は何をしているのだろうか。グアテマラへの旅行者は多くないが、今回のツアーも10名以上はいたはず。予定していた行き先はマヤ文明の遺跡で有名だから、それなりに入国する日本人は多いと思う。
コロナの事態は刻々変化している。そのグローバルな変化を、即時にとは言わないまでも、できるだけタイムリーに伝え、国民にサービスするのが外務省の役割ではないのか。
というわけで、日本政府の頼りない状況をますます体感してしまった。誰も彼もが責任を進んで背負い、行動しようとはしない体質である。上の指示を待つだけなのだが、指示者もさらに上を見る。
これでは中国武漢での初期の状態を、日本国としては非難できないと思う。そもそもは、人事権が一人もしくはそれに近い人数に集中する組織の、大きな弊害なのだろう。さらに言えば、国民の利益というよりも、役人が自分自身の利益を最優先しているからでもある。
それにしても中米にまでコロナの影響が及んできた。世界中に広がらないことには収まらない。現在、アフリカの真ん中はゼロに近い状況にあるのだが、信じている者はいないと思う。人によると、酷いことになっているとも。
追記:外務省関係のサイトで見つけた。1つは在グアテマラ日本国大使館のサイトである。3/14日付で「13日夕刻の大統領記者会見において新たに入国を禁止する国として,日本が追加」、「入手した情報によれば,空港等において本発表と同時に既に本措置の運用が開始」とある。また、外務省のサイトには3/14(15時更新)として、「日本人に対する入国制限、入国後の行動制限」をしている国の一覧がある。ここにグアテマラが入っている。15時更新では飛行機に乗った後だった。外務省のサイトは次である。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

2020/03/14


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