川北英隆のブログ

宇治の朝日山

仏徳山に登ったことだし、そのまま宇治川沿いの車道に下りようかと思ったのだが、すぐ隣りに朝日山(124メートル)というのがある。スマホの地図を拡大してみると、「朝日山」の文字に隠れるように道が描かれている。ついでだから立ち寄ることにした。
仏徳山から南東に下る。地形図の道よりも南寄りをGPSは指していた。いずれにしても仏徳山の南側を回る道に合流する。
左手に進み、仏徳山と朝日山の鞍部に達する。鞍部から朝日山の南側に付けられた道に入り、少し歩くと左手に頂上への道が分かれる。
すぐに頂上に達する。お堂があり、観音様が祀られている。石仏などが多く、信仰の対象になっているらしい。何人かが拝んでいた。
同じ道を鞍部まで戻り、その少し先から眼下に見える(と書くほどの大袈裟な高度差ではない)興聖寺へと下る。墓の横を通り、興聖寺の正面に出る。門の横に参拝券の自動販売機があった。
寺の参道を下ると宇治川である。ここまで駅から1時間弱のコースだった。
宇治川の右岸には車の少ない車道がダムの手前まで続いている。それを少し歩いたところ、「天ヶ瀬ダム付近が工事中のため、車、歩行者通行止め」と表示があった。ネットで見たところ、2022年2月までだとか(要確認)。
「それは知らなかった、どうしょう」、「ハイキングコースの往復で済ますかな」と思い、バスの出ている京阪の宇治駅まで引き返した。
バスは京阪宇治バスの運行、維中(いちゅう)行きである。駅に戻ったところ、1時間に1本のバスが出てから10分くらい経ったタイミングだった。
もう一度迷ったが、「タクシーで行くほどのこともない」、「かといって1時間近くバスを待つのも無駄」、「家に帰ったほうが早い」というので、今日のところは宇治の2つの小山で満足して引き返した。今月は「計画倒れ」の月というかツキのようだ。
上の写真は朝日山の山頂にある「菟道稚郎皇子(うじのわきいらつおうじ)」の墓である。宇治を昔は菟道と書いたらしく、調べると京都府立莵道高等学校がある。高校名として、また高校のある付近の地名として「とどう」と読んでいるが。宇治付近でウサギを狩ったのだろうか。食い気に走っているかな。
下の写真は興聖寺参道から見た仏徳山である。
20200321朝日山と菟道.jpg

20200321興聖寺からの仏徳山方面.jpg

2020/03/21


トップへ戻る