川北英隆のブログ

多武峰から石舞台へ歩く

中学校からの友人M氏を誘って多武峰(とおのみね、談山神社)に行き、御破裂山(ごはれつやま、608メートル)に登った。標高は多少ある(奈良と大阪の境、生駒山の642メートルとほぼ同じ)ものの、多武峰自身の標高が高いので、小山を登るのに近い。
その後、どうしょうかと思案した。飛鳥まで歩くのが当初からの計画だったものの、最短コースをたどると朝飯前とはいかないまでも、昼飯前に終わりそうだったので。かといって、かつて吉野へ越す街道、竜在峠に向かうと労力がいる。6月の暑い一日、峠を越して平地を延々歩く気にもならない。
そこで吉野への道を途中の冬野(ふゆの、M氏に聞くとかつては「とうの」と読んだらしい)まで行き、そこから飛鳥に向かった。冬野から尾根道を歩き、飛鳥川の源流部に下り、川沿いに歴史を見ながらの歩きだった。
最終地点は有名な石舞台である。かつて小学校の遠足で訪れた。当時の遠足、飛鳥のどこに連れていってもらったのかは忘れたが(当時の交通事情からして、大して回れていないだろうが)、石舞台での記念撮影だけは何となく覚えていた。写真が残っているという、それだけが理由なのかもしれないが。
石舞台を見学しつつ、橿原神宮駅行きのバスを待った。見るのにほとんど時間は不要だから、1時間に1本のバスを待つのもしんどいものだ。休息所があり、その天井付近に巣を作っていたツバメを見つつ、少し寝てしまった。
写真は冬野から見た竜在峠方面である。調べると、冬野には吉野の方面の守りとして城(砦)があったらしい。
20200611冬野.jpg

2020/06/11


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