川北英隆のブログ

最高気温の上には上が

8/17、浜松で41.1度を記録したとか。日本記録タイである。暑いと噂の京都でも40度超えはまだなかったと記憶している。しかし世界は広い。8/16、アメリカのデスバレー(死の谷)では54.4度になったとの報道があった。
愛用している高校地図帳を開き、最高気温の世界記録を探すと、やはりデスバレーが記録していて、56.7度となっている。1913年のことである。しかし、54.4度を伝えた同じ報道では、この56.7度に関して、正確ではないとの議論があるとか。そこで、今年の54.4度が公式の世界記録になると報じられている。
20年以上前の9月初、山に登ったついでに、車でデスバレーを観光したことがある。標高がマイナスなので、その一番低い地点に行って、記念撮影した。その後、もう少し観光しようと思ったのだが、運転がてら案内してくれていた友人が、「ラジエータの温度が上がりすぎている」と言う。「駐車していたからかな」と、少し運転して温度を下げようとしたのだが、外気が暑すぎるのだろう、下がる気配がない。「こりゃあかん」、「死の谷から脱出するしかない」というので、エンジンが過熱して動かなくなる前に死の谷から急いで平地に上がり、難を逃れた。
その時の外気温が何度かは知らない。とはいえ、えらく暑かったのは確かである。外気温が高いから、ラジエータが冷えなかったのは確かだろう。
旅行した中で暑かったのは、その時のデスバレー、7月初のラスベガス、5月初のラオスのビエンチャンだろうか。いずれも木陰に入らない限り太陽で顔が焦げそうになる。乾燥していることも影響していたのだろう。
寒いのも嫌だが暑いのも嫌だ。かといって都会から離れると、山歩きのための移動が大変になる。暑くもなく寒くもない、それでいて交通手段に不便しない場所ってどこなのか。真剣に探さないといけない気象になってきたのかと思う。

2020/08/19


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