川北英隆のブログ

横尾山を経て森上に戻る

剣尾山の岩の上で昼食にした。最近重宝しているのはペイパルがくれた1000円を使って入手した乾燥イチジクである。トルコ製、水気も適当にあり、糖分もあって登山向きだ。岩の上から西の方、羽束山だろうと思える団子状の山が見えた。東側には半国山が見える。
展望も楽しんだ後、北に下った。気持ちのいい灌木の道である。途中、横尾山のこんもりとした姿が見える。5分ほどで分岐に着く。
右手(北東)にいけば京都側に下れるが、今回は左手(西北西)へと下った。松林と桧の植林になる。桧は鹿にかじられるのを防ぐため、幼木に幹にプラスチック覆いをしてあるのだが、それが弾けて壊れ、汚らしい。
鞍部から登り返し、剣尾山を振り返りつつ、尾根に出た。大きな反射板がある。ここから左手、南西に尾根道を歩く。広葉樹林となる。大きなシマヘビが日向ぼっこしていた。
横尾山の山頂はすぐである。三角点がある。展望はないが、少し下ればこの周辺の山域での最高峰、深山(みやま、791メートル)が見える。
そのまま南西に尾根を下る。すぐに下山道の分岐になり、南に派生する尾根に入らないと行けないが、見逃しそうになる。ハイキングコースとなっていて、道がしっかりしている。西に行き過ぎれば道が細くなる。すぐに間違いに気づくだろう。
南尾根は小さなコブをほぼ忠実に越えていく。送電塔の建つコブの手前には大きな岩があり、橋を渡した箇所もある。送電塔のピークからさらに南に下る。この先、分岐には表示が完備している。全般的に行者山を越えて剣尾山に登る道に比べて石や岩が多いものの、悪い道ではない。
複数のコースがある中、能勢温泉に下りた。剣尾山から95分かかった。能勢温泉からは本来ならバスが出ているのだが、コロナの影響だろう、運休中である。国道173号線を森上(もりがみ)まで歩いた。45分かかった。
能勢温泉に下りた時点で13.55発のバスを諦めざるを得なかった。剣尾山方面や城山の姿を楽しみながら森上まで歩いた。森上のバス停に着いたのは14.15、前のバスが出てから20分後である。朝、行きのバスに乗り遅れ、35分ロスしたのが響いた。
森上で買い物をとも思ったが何もない。村の岐尼(きね)神社に寄り、そこでバス待ちをした。境内は広くないものの、由緒ある神社かつ静かだった。小銭がなかったこともあり、場所代も兼ねて500円を賽銭にした。その後で見ると、賽銭箱の横に参拝者用の撤饌(ここでは塩)がある。記念にそれをもらった。
帰り、川西能勢口と十三での乗り換えは隣のホームで済み、きわめて順調だった。山下駅から烏丸駅まで90分くらいで帰れた。「近いやん」だ。
上の写真は横尾山の山頂、下の写真は岐尼神社である。
20201024横尾山.jpg

20201024岐尼神社.jpg

2020/10/24


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