川北英隆のブログ

北峰と大峰を越える

山城多賀駅で下り、まず北峰と大峰を目指す。駅舎はホームの階段を上がった所にある。線路が木津川の河岸段丘の下、町がその上にある。駅前の広場から北峰と大峰が見える。
小学校横の通路を東に進み、奈良街道と呼ばれている車道に出る。国道24号線が木津川縁に通るまでは奈良と京都を結ぶ街道だったのだろう。150メートルほど北に歩き、狭い車道を東に折れる。多賀の村中を通り、南に折れるように川(南谷川)を渡る。橋の付近から先週、下山に苦戦した鏡谷山が「そんなに」と言うほど低く見える。
橋を渡ると車道は竹藪やら茶畑の間を縫い、大きくカーブする。その先に分岐がある。右手は大峰(万灯呂山)の展望台に行く車道、左手は北峰の北側を通り、南谷川にかかる龍王の滝方面に行く車道との(そういう意味の)表示がある。
事前に集めた情報によると、北峰と大峰の鞍部に登り、そこから北峰を往復するのがルートのようで、鞍部にはどちらの車道からも道があるようだ。「今回は左手の車道からかな」と思い、歩き始めた。
車道が北峰の北東尾根を回り込む付近に、かすかな踏み跡があった。「ここから北峰に直接登るのが芸というもの」とまでは思わなかったが、楽しそうだったので、その北東尾根の踏み跡をたどることにした。
ピークへの登りに踏み跡をたどるのは難しくない。灌木や倒木の多い部分を避けつつ、高みを目指せばいい。今回の北峰への踏み跡、薄かったものの、やはり難しくなかった。灌木と松の林の多い登りである。
北峰のピークは2つに分かれていて、南側のピークに240メートルの標高点があり、プレートもあった。北峰から先は、鞍部から往復する登山者によってよく踏まれていた。
鞍部には東西から明瞭なハイキングコースが上がってきている。その鞍部から大峰へのハイキングコースを上がる。
大峰の山頂は芝生に覆われ、南山城の大展望台になっている。南側からは先に分かれた右手側の車道が上がってきている。当日もバイクで来た先客が1人いた。
山頂から西側、木津川や同志社大学の展望を楽しんだ。多分、甘南備や交野方面の山も見えるのだろうが、背が低くかつ遠いので、同定が難しい。要するに、ちらっと見て、写真を撮って終わった。
大峰からは車道を南東に下る。車道が三叉路になると、その右手側(南南西)に半分笹に覆われたような道がある。送電塔の巡視路にもなっている。324メートルの三角点を目指すため、その道に入る。
上の写真は低さに感嘆した鏡谷山である。中央の小さな盛り上がりである。下は大峰から見た木津川と、奥の同志社やら交野の山やらである。
20210116多賀からの鏡谷山.jpg

20210116大峰から木津川.jpg

2021/01/16


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