川北英隆のブログ

比叡山の衛峰から大文字山へ

今週はごく近場の山を歩いた。行きは電車を使ったものの、帰りは使わなかった。歩いた山は、比叡山へのケーブルカーが出ている大津市坂本の近くの壺笠山、その南の宇佐山、そして三井寺の裏の長等山である。
壺笠山(421メートル)、宇佐山(335メートル)、長等山(ながらやま、354メートル)の3つは縦走できない。壺笠山と宇佐山は登った後、大津側に下りた。長等山からは西に縦走して京都に下りた。それだけに、低山歩きとはいえ、合計してみると高度差があった。
最初の壺笠山は京阪の坂本比叡山口駅の1つ手前、穴太(あのう)駅で下り、そのまま山に入った。穴太の穴太衆は城の石垣作りで有名な集団である。この壺笠山、ハイキングコースではないが、山慣れていれば登りやすい。と書いたものの、穴太駅の1つ手前、滋賀里(しがさと)駅方面に下りる時、谷を1つ間違ってしまったのだが。
壺笠山から下り、近江神宮まで車道を南下し、そのすぐ南の宇佐八幡宮の参道を登り、その上にある宇佐山に登った。織田信長が比叡山を焼き討ちにした時、ここに陣取ったとのこと。今は山頂にアンテナが立っている。
宇佐山から下りて、すぐ南の早尾神社に向かった。その神社の谷には山上不動尊が祀られていて、その横から長等山へ登れる。琵琶湖を見た後、長等山から西に、如意ヶ嶽を経て大文字山まで縦走した。大文字山からは歩き慣れた道を蹴上に下った。実はこの縦走コース、残っていた宿題の1つだった。
穴太駅から地下鉄蹴上駅まで、6時間10分かかった。
写真は如意ヶ岳の手前で見た大津(琵琶湖)と山科(京都)である。一度に両方が見られるとは思っていなかった。
20210205長等山を越えて大津と山科.jpg

2021/02/05


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